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定期不定量発注方式


「定期不定量発注方式」について説明します。


定期不定量発注方式とは


「定期不定量発注方式」とは、
あらかじめ、「一定の期間」、例えば、「週に1回」や「月に1回」のように、「発注する間隔」(発注間隔)を定めておき、その都度現在の「在庫量」や「需要量」に応じて「発注量」を計算して発注する方式です。


「定期不定量発注方式」は、「需要」が変動する場合に適しています。

主として「単価」の「高い材料」、「部品」、「製品」には有利です。

しかし、適切に「需要」を予測することが重要です。

「MRP」は、「定期不定量発注方式」のやり方を使用しています、
「MRP」とは、「Material Requirements Planning」の略です。
日本語で言うと、「資材所要量計画」と言います。
「エムアールピー」と呼びます。


定期不定量発注方式の計算方法


「定期不定量発注方式」の計算方法について説明します。

発注量の求め方


発注量 = 予測期間中の予測需要量 - 発注時の在庫量 + 安全在庫量 - 注文残 - 納入残

で計算します。

  • 注文残とは、発注しているがまだ入庫していないものです。
  • 納入残とは、受注しているのにまだ未納入のものです。
  • 予測期間とは、発注間隔 + 調達期間です。
  • 調達期間とは、注文を出してから購入、検査などが終わって納入されるまでの期間です。
    リードタイムと呼んでいます。

安全在庫量の求め方


                           
安全在庫量 = 安全係数 X 標準偏差 X  発注間隔・調達期間

  • 安全係数
    安全係数とは、在庫切れの確率をどの程度まで許せるかによって決まる係数です。
    標準偏差の倍率を示しています。
    一般的に、品切れ確率が、5%のときの標準偏差、1.65が使用されています。

  • 標準偏差
    標準偏差とはデータのバラツキの度合いです。
    統計量の一つです。

    平均需要量の標準偏差は次のようになります。
             
    標準偏差 = 標準偏差

    で求められます。

    最近では、エクセルで簡単に標準偏差が計算することができます。


「MRP」については、別途、説明します。




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11:072802

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