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リードタイムの改善


「リードタイム」について説明します。


物流にも「リードタイム」が重要?


「リードタイム」とは、「所要期間(時間)」です。

「リードタイム」はなぜ、重要なのでしょうか。

実際の店舗などでは、「店舗での欠品」を防ぐのが最優先です。

もし、商品が無ければ、売ることは出来ません。
「機会損失」がおこります。

そのため、商品が店頭から売れて在庫がゼロの状態をなくすためには、即座に在庫を「補充」する仕組みが必要になります。

その為の、ポイントは、
「注文」してから「入荷」するまでのスピードです。

商品を「注文」してから、「入荷」するまで「1日」かかるのと、「1週間」では、「発注する時期」(発注点)が変わってきます。

「1日」では、在庫は「1日分」、「1週間」では「7日分」の在庫が必要になります。

在庫が多いと「保管場所」も必要になります
もし売れ残ると大変です。
「ロス」、「損失」になります。

この「注文」してから「入荷」するまでの「期間」(時間)が以下に述べる「供給リードタイム」になります。

「リードタイム」で在庫レベルが変わってきます。


「リードタイム」の種類


「リードタイム」には、以下のような種類があります。

  1. 受注のリードタイム
  2. 生産リードタイム
  3. 供給リードタイム

などです。

それぞれ説明します。

受注のリードタイム


「受注のリードタイム」は、販売業などで、「注文」が入ってから「出荷」の「納期」までの期間(時間)です。

生産リードタイム


「生産リードタイム」は、製造業などで、サプライヤーから材料や部品を「調達」して、製品を「生産」したり組み立てたりするまでの「期間」(時間)です。

供給リードタイム


「供給リードタイム」は、卸売りや小売業で、メーカーに「発注」(注文)してから製品が店舗に並ぶまでの期間(時間)です。

実際の注文を処理する時間や、「物流センター」などでの、「検品」、「品質チェック」や販売店などへの「輸送時間」などが入っています。


物流での「リードタイム」短縮のポイント


最近では、「多品種少量」の受注が増えています。

受注してから、即座に出荷する必要があります。

在庫をたくさん持てば、大丈夫ですが、「キャッシュフロー」が悪くなりますので、在庫を少なくする必要があります。

「トータルリードタイム」を短縮するには、「生産リードタイム」と「供給リードタイム」を短縮する必要があります。

物流での「リードタイム」を短縮するポイントとしては、以下の2点があります。

物流、流通ルートの簡略化


生産地から販売拠点への直送型の「物流システム」の構築などがあります。

自動補充システムの導入による、素早く適切な在庫供給システムの構築


毎日、発量の計算をして納品するより、1日に2回計算して、1日に2回納品する方が品切れの割合が少なくなります。
売上が上がります。




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