在庫回転率と在庫回転期間


「在庫回転率」と「在庫回転期間」について説明します。

「物流センター」や「倉庫」などの商品の「在庫レベル」を判断するために、重要な指標があります。

  • 在庫回転率
  • 在庫回転期間

です。

在庫が多いとか少ないとかいう場合、何と比較するのか難しいですね。

「在庫回転率」や、「在庫回転期間」は、「売上数量」や「売上金額」と「在庫数量」や「在庫金額」比較します。

「在庫回転率」は、以下のように計算します。

在庫回転率(回)=出庫金額(年間の売り上げ)÷在庫金額(棚卸資産)

です。

「在庫金額」(棚卸資産)は

在庫金額(棚卸資産)=(期首在庫+期末在庫)/2

です。


■1.在庫回転率とキャッシュフロー

「在庫回転率」は在庫が1年間に何回入れ替わっているか(回転しているか)ということです。

例えば
「在庫回転率」が「2回」ということは、在庫が、「1年間」で「2回」入れ替わっているということです。
つまり、「6ヶ月」で売り上げになっているということです。

もちろん、「在庫回転率」が多い方がよいです。

在庫が何ヶ月も滞留していれば、その在庫にかかった費用(現金)は売り上げにかわっていません。
「現金」(キャッシュ)がなくなります。

「損益計算書」で、「営業利益」や「純利益」がマイナスになっても企業は、倒産しませんが、「現金」(キャッシュ)がなくなるとすぐに倒産します。

「在庫回転率」をチェックする場合に過去からの推移をみたり、同業他社と比較することが非常に重要です。

「金額」だけではなく、「数量」や、部品、原材料、仕掛品、完成品などの「工程別」や「品目別」にも分析することが重要です。

「在庫回転率」が悪くなっている品目は、必ず原因を調査する必要があります。


■2.在庫回転率とリードタイム

「在庫回転率」と「リードタイム」も密接に関係があります。

「在庫回転率」が高いと、「リードタイム」も短くなります。

例えば、
「在庫回転率」が、1/12=0.08(12分の1)のとき、
1ヶ月分の在庫を持っている場合です。
入荷した「在庫」は、1ヶ月先に出荷されます。
「生産リードタイム」は、1ヶ月になります。

顧客の受注から納期までの「受注のリードタイム」が1ヶ月以上あれば「受注生産」が出来ます。

企業は、在庫の削減に力を入れています。


■3.在庫回転期間

もう一つの指標の「在庫回転期間」について説明します。

「在庫回転期間」は、「在庫回転率」の「逆数」です。

「在庫回転期間」とは
売り上げにたいして、在庫を何日または何ヶ月分持っているかということです。
または、在庫をすべて消費(販売)するためにかかる期間です。



棚卸資産在庫の回転期間 = 棚卸資産合計 ÷売上高(年間)

で計算します。

例えば
「在庫回転期間」が、「0.5年」のときは、「6ヶ月」の在庫をもっていることになります。
「6ヶ月」経過しないとその在庫は、使用(販売)されないことになります。

このデータも業種別にも公表されていますので、他社と比較するとよいと思います。

「在庫回転率」や「在庫回転期間」は、定期的にチェックした方がよいですね。






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