SCM(サプライチェーンマネジメント)の構成


「SCM(サプライチェーンマネジメント)」はどのようになっているのでしょうか?

「SCM(サプライチェーンマネジメント)」の構成について説明します。

「SCM」の「パッケージソフト」は、いろいろあります。

一般的には、
「工場」、「物流センター」、「営業所」など、それぞれの在庫状況、能力などを把握して、「生産計画」、「輸配送計画」、「在庫計画」、「出荷計画」などを作成することが出来ます。

「SCM(サプライチェーンマネジメント)」は通常、大きく次の4つに大別されます。

  1. ERP(統合業務パッケージ)
  2. 計画系のサプライチェーン・プランニング(SCP)ソフト
  3. 実行系のサプライチェーン・エクセキューション(SCE)ソフト
  4. 実際にモノの流れをハンドリングするロジスティクス実務

です。

それぞれについて説明します。


■1.ERP(統合業務パッケージ)

「ERP」とは、「Enterprize Resource Plannning」の略です。
「イーアールピー」と呼んでいます。
日本語では「業務統合パッケージ」と呼ばれています。

企業に必要ないろいろな機能、「会計」、「販売」、「出荷」、「資材購買」、「生産管理」などが統合されたシステムです。  

「ERP」は、「SCPソフト」や「SCEソフト」との間のデータのやり取りが重要です。
「在庫」、「受注」や「出荷」情報などです。

「ERP」には、次のような機能があります。

  • 財務・会計機能
  • 販売管理
  • 在庫管理
  • 購買管理
  • 人事管理
  • 品質管理

などです。


●「計画のシステム」は、「SCP」と「SCE」に分けられます。


■2.計画系のサプライチェーン・プランニング(SCP)ソフト

「計画系」のソフトです。

「SCP(サプライチェーン・プランニング)」のソフトには、次のような機能があります。

  • 需要予測
  • 生産計画
  • 在庫計画
  • 物流計画
  • 資材計画
  • 納期回答
  • 需給調整

などです。


■3.実行系のサプライチェーン・エクセキューション(SCE)ソフト

「物流関係」の計画や管理のソフトです。
以下のように大きく、2つに分けられます。
それぞれの機能です。

  1. 物流センター管理

    • 入庫管理
    • 在庫管理
    • 補充管理
    • オーダー管理 
    • ピッキング管理
    • 流通加工管理
    • 出庫管理
    • 返品管理
           
    などです。

  2. 輸配送管理

    • 配車計画
    • 運行管理 

    などです。


「ロジスティクス実務」をIT面からサポートします。 
主に情報を取り扱います。

「SCEソフト」では、「電子データ交換(EDI)」や「インターネット」などを介して、外部の「ERP」や「SCPソフト」とリアルタイムで連携しています。

「サプライチェーン」の中での最適化を意識して「需要変動」や「生産計画」の変更などに対応しています。

「WMS(倉庫管理システム)」と「TMS(輸配送管理システム)」を一緒にしたようなものです。


■4.実際にモノの流れをハンドリングするロジスティクス実務

実際に、「倉庫」や「物流センター」で、商品を動かす「実務」をサポートします。

「サプライチェーン・エクセキューション(SCE)ソフト」からの情報に基づいて、「物流センター」や「倉庫」で、実際の作業をおこないます。

「ロジスティクス」には、次のような機能があります。

  • 入荷 
  • 保管
  • 補充 
  • 仕分け
  • ピッキング
  • 流通加工
  • 返品引取り
  • 多頻度小口配送
  • 横持ち(在庫の移動)
     
などです。

この「ロジスティックス業務」と「SCEソフト」に相当する「物流システム」まで提供する外部事業者が「サードパーティ・ロジスティクス」(3PL)事業者です。

それぞれのシステムを人間に例えると以下のようになります。

  • 「ERP」は「販売管理」、「在庫管理」、「会計管理」、などの「基幹システム(体)」です。
  • 「SCP」は「計画系」で「頭脳」に相当します。
  • 「SCE」は実行系のソフトで「神経」に相当します。
  • 「ロジスティックス」は「手足」です。

になります。






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