SCM(サプライチェーンマネジメント)とは何か


「物流」は、「物流管理」から「ロジスティックス」に、そして、 「SCM(サプライチェーンマネジメント)」に移行しています。

「SCM(サプライチェーンマネジメント)」について説明します。


■1.SCM(サプライチェーンマネジメント)とは

「SCM(サプライチェーンマネジメント)」とは、何でしょうか?

「SCM」は、「Supply Chain Management:サプライチェーンマネジメント」の略です。
日本で、「供給連鎖管理」と言います。

「サプライチェーン」とは、
「調達から、生産、販売、流通を経て製品が消費者にわたるまでのモノと情報の流れ」

と定義されています。

「サプライチェーン・マネジメント」は、
全過程を一気通貫して全体最適を計り、「サプライチェーン」上のムダを追放する仕組みを作ることです。


最初は、工場内が多かったですが、どんどん範囲が広がっています。

「製造企業」は、調達した原材料や部品で商品を生産します。
出来上がった商品は「卸売業者」や「小売業者」などを経て、「消費者」の手元に届きます。
その一連の流れを「サプライチェーン」と呼んでいます。

その、一連の流れを情報で結び、総合的にマネジメントするのが「サプライチェーンマネジメント」、「SCM」です。

全体で、無駄が省かれて「全体最適」が実現されます。

「ロジスティックス」も「SCM」も、調達から、生産、販売にいたるモノの流れを戦略的に管理します。

「物流」を中心とする「ロジスティックス」は、「1企業内」と言われています。
そののマネジメント範囲を、製品設計、商品開発や財務会計まで広げたものが、「SCM」だと言われています。
そして、SCMは、「1企業内」だけではなく、「原材料」や「部品企業」から、「卸売り」や「小売り企業」まで、範囲が広がっています。

「SCM」には、「制約理論」が入っているそうです。

「制約理論」は、「TOC理論」とも呼ばれています。
「TOC理論」については、別途説明します。


■2.SCMを構成する4つの要素

SCM(サプライチェーンマネジメント)のシステムは、次のように4つから構成されています

SCMを構成する4つの要素


  1. SCP(サプライチェーンプランニング)
    「計画系」で頭脳に相当します。

  2. SCE(サプライチェーンエクスキューション)
    「実行系」で神経に相当します。

  3. ロジスティックス実務
    「物流センター」などの「出荷業務」に相当します。

  4. ERP(パッケージ)
    販売管理、在庫管理、会計管理、などの「基幹システム」に相当します。

それぞれについては、別途、説明します。


■3.SCPの考え方

「SCM(サプライチェーンマネジメント)」の一番重要な部分、「SCP(サプライチェーンプランニング)」の考え方について説明します。
「SCM(サプライチェーンマネジメント)」は、「在庫」を最小にするように、「全体最適化」を、おこなってゆきます。

モデルとして、企業の生産活動で説明します。
工程と在庫を分けて考えます。


SCPの考え方


顧客からの「受注情報」が入ると、SCPは顧客の「納期」に合わせて、在庫が最小になるように原材料の入荷状況をみながら、各工程の「機械生産能力」、「歩留まり」、「カレンダー」、製造の「リードタイム」などの「生産情報」、「人員配置」、「人員計画」、「品質情報」を基に、最適な「生産計画」、「輸送計画」を作成します。






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