サードパーティー・ロジスティクス(3PL)


「サードパーティー・ロジスティクス(3PL)」について説明します。

「サードパーティー・ロジスティクス」とは何でしょうか?
「3PL」とも呼んでいます。

「サードパーティー・ロジスティクス」は、英語で、「third party logistics」です。
略して、「3PL」などと呼んでいます。

「JIS(日本工業規格)Z0111:2006」には、以下のように定義しています。

「荷主企業でも物流事業者でもない第三者が荷主のロジスティクスを代行するサービス。
倉庫,車両などの施設・設備がなくても事業化できる運営ノウハウをもとに、情報システム及び業務改革の提案を中心に長期的な管理目標を定め、達成した改善利益の配分を受けるものであるが、物流事業者が荷主企業のアウトソーシングニーズに広範に対応して一括受注するケースも含まれる。」


です。

商品の売り手でも買い手でもない、第三者が、物流を総合的にサポートすることです。

簡単に言うと、
「物流部門」の、「戦略的アウトソーシング(外部委託)」です。

以前は、輸送、倉庫、情報管理などを別々の業者に委託していたものを、輸送、倉庫、情報管理などの機能をもっている「サードパーティー・ロジスティクス(3PL)事業者」に委託して、在庫管理、サービスレベルの向上、コストダウンをおこなうことです。


■1.「サードパーティー・ロジスティクス」の目的

「物流」を、プロの「サードパーティー・ロジスティクス(3PL)業者」に委託することによって、物流の「スピードアップ」や「コストダウン」が図れます。
企業は、中核事業に専念することが出来ます。


■2.「サードパーティー・ロジスティクス」の種類

「サードパーティー・ロジスティクス(3PL)」は、2つの種類があります。

  1. アセット型
  2. ノンアセット型

アセットは、「Asset」「資産と」いう意味です。

  1. アセット型
    「アセット型」は、すでに、倉庫や輸送手段、物流拠点となる場所をもっている、「サードパーティー・ロジスティクス(3PL)業者」を指します。

  2. ノンアセット型
    一方、「ノンアセット型」は、自社で、倉庫や輸送手段、物流拠点などを持っていない「サードパーティー・ロジスティクス(3PL)業者」です。

    輸送業者や倉庫業者などと提携して、荷主のニーズに的確に応えられるシステムをコーディネートする「サードパーティー・ロジスティクス(3PL)業者」です。
    「利用運送事業者」とも言います。


■3.サードパーティー・ロジスティクス(3PL)業者

「物流会社」は、もとより、「コンサルタント会社」、「システムインテグレータ」などが「サードパーティー・ロジスティクス(3PL)業者」になります。


■4.サードパーティー・ロジスティクス(3PL)が失敗する要因

「サードパーティー・ロジスティクス(3PL)」が失敗するのは、以下のような要因があります。

  1. 過度な業務の委託
    「サードパーティー・ロジスティクス(3PL)企業」の実力を過度に評価した場合、中核業務までをアウトソーシングする可能性があります。
    自社でやるべき業務と、アウトソーシングする業務をきちんとわけて委託する必要があります。

  2. 過度な物流コストの削減
    「サードパーティー・ロジスティクス(3PL)業者」に過度に、物流コスト削減を要求すると物流の質やサービスの低下が起こる可能性があります。

  3. 情報共有の不足
    「サードパーティー・ロジスティクス(3PL)業者」との情報共有、情報開示は、十分におこなわれている必要があります。
    返品、在庫管理、入出庫業務などの、情報共有、情報開示が必要です。

  4. パートナーシップの構築不足
    「サードパーティー・ロジスティクス(3PL)業者」を信用する必要があります。
    そうすることで、「サードパーティー・ロジスティクス(3PL)業者」は、物流改善を真剣におこなうことができます。






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