ロジスティクス


「ロジスティクス」について説明します。

「高度成長期」は、作れば売れる時代でした。
商品を生産して、顧客へ納品すればよい時代でした。

でも、現在は違います。

景気が低迷していますので、モノが売れない時代です。
当然、企業間の競争も激しくなっています。

このような時代では、
本当に「売れる商品」を「売れる時期」に、「売れる場所」で、「売れる数量」だけ、「消費者」に提供してゆかなければなりません。

「大量生産・大量消費社会」から、「多品種少量消費社会」になっています。

「物流」に求められる役割が広がっています。

以前は、
「生産」や「流通」の「部分最適」でも利益が出ていました。

でも、今は、
「生産」と「流通」の情報共有による「全体最適化」を考えないと利益が上がらなくなっています。

市場のニーズを的確にとらえて的確に商品を提供するための「物流」が必要になります。

これが、「ロジスティクス」です。


■1.ロジスティクス

「ロジスティクス」は、
「JIS(日本工業規格)Z0111:2006」には、以下のように定義されています。


「物流の諸機能を高度化し,調達,生産,販売,回収などの分野を統合して、 需要と供給との適正化を図るとともに顧客満足を向上させ、併せて環境保全,安全対策などをはじめとした社会的課題への対応を 目指す戦略的な経営管理」

です。

「ロジスティクス」は英語で、「logistics」です。

わかりやすく言うと、

「本当に必要とされているモノを、必要なときに、必要な場所に必要なだけ、供給しよう」

という考え方です。

「ロジスティクス」とは、「物流全体」を「最適化」することです。


■2.ロジスティクスの範囲

以前の物流の範囲は、「調達」と「生産」、「生産」と「販売」の間のように、「原材料や部品」、「商品」などを「保管」して「出荷」するような個別の物流でした。

しかし、「ロジスティクス」は範囲が広がっています。
上の定義のように「調達」から「生産」「販売」「回収」を含む全体の「物流」まで含んでいます。
「物流」の「上位概念」になっています。


■3.ロジスティクスの目的

「ロジスティクス」の目的は以下のようになります。

  • 品切れをなくす。
  • 物流の効率化
  • 在庫削減
  • コスト削減

などです。


■4.ロジスティクスでの活動

「ロジスティクス」では、以下の活動をおこないます。

  • 商品の売れ筋情報を把握します。
    「プロダクトアウト」ではなくて、「マーケットイン」です。

  • 適正在庫に管理します。
    「適正在庫」を維持するために、調達、生産、販売の物流を全体的にコントロールします。

  • 商品を市場にタイミングよく提供できる物流システムを構築します。
    その為には、全体の効率化を、おこなうために、無駄のない、原材料の「調達計画」、商品の「生産計画」、「販売計画」、「在庫計画」、「輸送計画」などを立案します。

などです。

「ロジスティクス」が進んでくると「サプライチェーンマネジメント(SCM)」になります。






[↑一番上へ]
[物流管理の知識(ホームへ)]
10:402310

運営者